こんにちは、SHOです‼
みなさんは1歩目の動き出しが遅く相手に置き去りになったり、相手を抜ききれないと悩んでいませんか?
今回は動き出しを早くするコツについて、記事を書いてみました。
- ディフェンスで1歩目が強く出せない
- ドライブで仕掛けても相手についていかれる
- ボールをレシーブするときに相手のディナイを振り切れない
速く動ける選手は自然とやっていることですが、素早い動きが苦手な選手はできていないことが多いです。
チョットしたことを変えることで動きが変化するので、是非記事を読んで実際に試してみてください。
速く動き出すためのコツとは?
速く動き出すためには、正しく構えるということが前提となります。
以前の記事で構えること(パワーポジション)について書いてあるのでそちらを読んでから、本記事を読んでみてください。
それでは、横・縦・上に速く動き出すためのコツは何かということですが、それは足の幅(スタンス)です。
スタンスの幅や足の位置を変えることでどのように変化するのでしょう?
地面を強く蹴ると地面からの反力が身体に伝わり身体は動き出します。
スタンスの幅や足の位置を変えると地面から身体に伝わる反力の方向が変わるのです。
その原理を利用して、動く方向に合わせてスタンスの幅や足の位置を変えることで速く動き出すことができます。
速く動き出すためのスタンスの幅や足の位置
以下に横・縦・上に対して速く動き出すためのスタンス幅、足の位置を解説していきます。
横に動き出すためのスタンス幅、足の位置
ディフェンスで相手に着いていくためのサイドステップやクロスステップの動き出し、オフェンスでの相手とのずれを作るためには横に速く動き出さなければなりません。
そのような状況で横への速い動きを行うためには、スタンスの幅(足の幅)を大きくすることがポイントになります。
スタンスの幅を大きくすることで、地面を蹴ったときの床からの反力のベクトルが普段よりも横に傾きます。
それにり横に働く力を大きくすることできるのです。
ディフェンスのときにスタンスの幅を「広くして構えなさい!」と指導されるのはそのためです。
ポイントとしては身体を正面(前額面)から見たときに足首の中心・膝・股関節・反対側の肩のラインが約45°ぐらいになる位置に足を置くことです。
スタンスの幅が狭すぎると横のベクトルが弱くなり、スタンスの幅が広すぎると足が滑ってしまって蹴りにくくなります。
自分にとって丁度いいスタンスの幅を見つけることで、実践で使える動きに変わっていきますので是非試してみてください。
横への切り返しでも同様のポイントを気をつけてもらうことで、速い方向転換が出来るようになります。
縦に動き出すためのスタンスの幅、足の位置
ドライブで相手を置き去りにすることや相手よりも前に速く走り出すために、縦に速く動き出す事が必要になります。
縦に速く動き出すためには足の位置を前後に大きくすることです。
横の動きと同様で、足の位置を前後に置くことで後ろ足で蹴ったときの床からの反力が前の方向へとベクトルの向きが変わっていきます。
陸上短距離のスタートでも足を前後にしているのはそれが理由です。
最近ではドライブへ行く際に、足を後ろに下げるステップを「トリガーステップ」と呼ぶこともあります。
足を後ろに下げることで、普通に構えている姿勢よりも縦に速く動き出すことが出来るのです。
ポイントとしては後ろの足で地面を蹴った際に、横(矢状面)から身体を見て足首・膝・股関節・肩・耳が一直線上になり約45°になるように足の位置を調整することです。
足の前後の幅が狭すぎるとベクトルの傾きが少なく縦への動きが弱くなってしまい、前後の幅が広すぎると足が滑ってしまい強く蹴ることができません。
自分の動きたい方向に合わせ、スタンスの幅や足の位置を変化させることで横へも縦へも速く動くことが出来るのでぜひ試してみてください。
上に高く跳ぶためのスタンスの幅、足の位置
リバウンドでボールを高い位置で取るためにジャンプするときや両足でジャンプをして打点の高いシュートを打つときに気をつけてもらいたいポイントです。
横・縦の動きと違い、上の場合は骨盤幅に足の位置をすることで地面を蹴ったときの床の反力が上方に向きます。
そうすることで上方への力が強く働くため、高く跳ぶことが出来るのです。
スタンスの幅を広くしすぎたり、足の位置が前後にずれていると力が前後や横にずれてしまうので高く跳べなくなります。
また、膝が内側に入りすぎていたりしていても力が分散され高く跳ぶことができなくなるので気をつけましょう。
まとめ
横・縦・上に速く動くために必要なスタンス幅、足の位置のポイントについてまとめました。
スタンス幅や足の位置を変えることで地面を蹴ったときの床反力のベクトルが変化し、横や縦に動きやすくなります。
- 横に速く動くためにはスタンスの幅を横に広げる
- 縦に速く動くためには足の位置を前後に広げる
- 上に高く跳ぶためには足の位置は骨盤の幅程度にする
自分の動きたい方向に合わせてステップを踏んで足の位置を変化させることで、速い動きを実現することができます。
速く足を動かしてステップを踏むことも、色々な方向に動くためには必要になりますね。
以上のポイントに気をつけて動きやすい身体を作っていきましょう‼
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